今日は司会のお仕事について書きたいと思います。
私は日本語のほか、中国語、英語での司会もお受けしています。
司会言語のパターンは、①日本語のみ、②英語のみ、③中国語のみ、④日本語・中国語のバイリンガル、
⑤日本語・英語のバイリンガル、⑥日本語・中国語・英語のトリリンガル、⑦英語・中国語のバイリンガル。
言語の組み合わせだけでも7パターンあります。
これまで経験しているのは、国際会議、式典、シンポジウム、PRイベント、レセプションパーティー、記者会見、
セミナー、結婚披露宴など様々ありますが、バイリンガル司会でご依頼が多いのは、④日本語・中国語のバイリンガル、
⑤日本語・英語のバイリンガルの組み合わせです。
最近は、司会は日本語のみでよいけど、中国語か英語でコミュニケーションがとれることが条件である案件も増えています。
昨年、金融投資セミナーの司会をつとめた時、このような経験がありました。
セミナーの主催は、香港の会社。
参加したお客様は、日本人。
講演者は、台湾人。
現場で何が起こったかというと...
打ち合わせや進行の指示は「英語」。
参加者は日本人なので司会は「日本語」。
講演者は「中国語」でプレゼンテーション。
プレゼン資料には日本語訳が入っているので、中国語での講演なのですが、
追加で伝えたいことがあると、私が「中国語」を「日本語に訳して」お伝えする。
という今までにないイレギュラーな状況でした。
頭をフル回転して、話す相手によって日本語、英語、中国語と切り替えていたので、
かなりのエネルギーを費やし、いつもより少し大変ではあったのですが、
セミナー終了後、香港人の担当者が、
「You are so professional!! Good job!!」
と言ってくださり、とても嬉しかったことを覚えています。
海外のクライアントが国内の制作会社を通さずに、直接イベントやセミナーを行うというスタイルは、
これから増えるかもしれませんね。
司会の仕事もグローバル化が進んでいると感じた現場でした。
完璧でなくても何言語か操り、どれだけフレキシブルに対応できるかが問われそうです。
因みに、香港の若い担当者達は英語も中国語も完璧で、さすがだなと感心しました!
私ももっと頑張らなくては、と思ったものです。
司会のボイスサンプルは公式サイトには載せていませんので、必要な際はどうぞお問合せください。