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「多謝」台湾語のありがとう

私の両親は台湾出身なので、台湾関連のお仕事を依頼されるとやはり嬉しいものです。

これまで台湾政府や自治体、企業が主催するイベントやパーティー、セミナーなどで司会をつとめたことがあります。

 

観光PR面では、南台湾(高雄市・台南市・屏東県・澎湖県)、台中市、台北市のイベントに携わってきたのですが、

台湾全県を制覇するのがひそかな夢です。

 

台湾関連のお仕事で思い出深いエピソードがあります。

それは、今年9月に台北市政府観光伝播局の記者会見で司会をつとめた時のこと。

台北市観光大使に就任した三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの登坂広臣さんをお迎えし、

台北の魅力についてたくさん伺いました。

その中で、登坂さんに台湾語をいくつか話していただく場面がありました。

 

下記のyoutubeにて、トーク内容を聞くことができます。(台湾語の部分は冒頭16秒目から1分間ほど)

https://www.youtube.com/watch?v=doqgq7YteeI 

 

台湾語と中国語ってどう違うの?と思われる方は多いかと思います。

台湾の公用語は中国語ですが(台湾では「国語」と言われています)、地元の言葉として台湾語が話されています。

福建省南部で話されている閩南語(びんなんご)から派生したとされていますが、

中国語と台湾語では発音や声調が大きく異なっています。

 

登坂さんに披露していただいた台湾語は、「こんにちは」「ありがとう」「美味しい」。

本番で初めて台湾語を聞いたにも関わらず、とても上手に発音されていました。

 

私が特に好きな台湾語は、ありがとう、という意味の「多謝」。

「トーシャー」(ドーシャー)と発音します。

みなさんよくご存じの中国語の「謝謝」(シェシェ)もありがとうですが、台湾では「トーシャー」をよく耳にします。

私にとっては、「謝謝」よりもより気持ちがこもっていて、あたたかい言葉のように感じられます。

台湾に行かれる方で、ありがとうを伝えたい時は、ぜひ台湾語の「トーシャー」を使ってみてくださいね。

 

台湾関連のお仕事が終わった時、私は感謝の気持ちと台湾への敬意をこめて、

担当の方にはいつも「多謝」(トーシャー)と言うことにしています。